
このたびの長嶋茂雄氏のご逝去に際し、心より哀悼の意を表します。
“ミスター”の名で親しまれた長嶋氏は、球界の象徴であると同時に、まさに「栄光の男」と呼ぶにふさわしい存在でした。
その華やかなプレーはもちろん、指揮官としてチームを率いる姿にも、多くの人が心を打たれてきました。
長嶋氏の真骨頂は、ただ勝利を追い求めるだけでなく、結果に一喜一憂する素直な表情や言葉、振る舞いにこそあったように思います。
決して完璧ではなく、むしろ感情を隠さないその姿に、私たちは人間味を感じ、親しみを抱き、共感を覚えました。
何度倒れても立ち上がる「百折不撓(ひゃくせつふとう)」の精神と、人間らしい弱さと強さを併せ持つ魅力——。
そのすべてが、多くの人々に夢と感動を与え続け、私たちにとっても深い学びとなっています。
私たち自治会もまた、地域の課題と向き合い、時に困難に立ち向かう日々を過ごしています。
住民の皆さまの思いを束ね、信頼を育む役割を担う上で、長嶋氏のような“魅せる指揮官”の姿勢は、今後も私の指針であり続けることでしょう。
謹んでご冥福をお祈り申し上げるとともに、その精神を胸に刻み、地域のために歩みを進めてまいります。